NAS/バックアップ用途の回線|夜間アップロードが遅い人の対策
NASやクラウドバックアップが夜に遅くなる原因を「上り混雑・バッファブロート・Wi-Fi・同時利用」で整理。回線選びの判断と、家の中で効く改善手順をまとめました。

NAS/バックアップ用途の回線|夜間アップロードが遅い人の対策

NASやバックアップって、普段は気にならないのに…

いざ復元したい時に「同期が終わってない」「夜に遅い」で困りがちです。

ここは下りの速さじゃなく、上りの余裕混んだ時でも崩れにくい構成がカギです。

結論:NAS/バックアップ用途は「上りの余白」が命

最初に決めると迷わないこと

  • 上りが細いと、夜間同期は長引きやすい
  • 速度が出ても同時利用で遅れるなら、ルーターや設定が原因のことが多い
  • バックアップは「急がない」けど、毎日ちゃんと終わるが大事
やりたいこと 優先順位 理由
写真・動画を毎日クラウドに保存 上り 常に外へ送るので上りが効く
PCの自動バックアップ 同時利用耐性 家族利用があると遅くなりやすい
大容量データの夜間同期 上り+バッファ対策 混雑と遅延がセットで出やすい

イメージ:バックアップは「夜に荷物を運ぶトラック」。道路(上り)が細いと、毎晩渋滞します。

夜に遅い理由:回線だけじゃなく“家の中”で起きがち

遅くなる原因はこの4つが多いです

  • 周りの混雑:夜は利用者が増えて回線が混みやすい
  • 家族の同時利用:動画・ゲーム・会議で上り/遅延が悪化
  • ルーターの処理:同時接続が増えると急に弱くなる機種もある
  • Wi-Fiの揺れ:NASが無線だと、同期が安定しないことがある
症状 原因の当たり 最初の対策
夜だけ遅い 混雑+同時利用 同期時間を深夜へ/QoS
途中で止まる Wi-Fi揺れ/ロス NASを有線にする
会議が乱れる 上りで遅延が増える バックアップを時間指定

「バックアップが走るとZoomが重い」みたいな時は、上りだけじゃなく遅延の増え方(バッファブロート的な症状)を疑うと近道です。

必要な上りの目安:家庭用でも“余白”が効く

用途 上り目安 現実的な運用
写真中心の自動同期 10Mbps以上 夜間にまとめて同期が安心
動画・大容量多め 20Mbps以上 家族利用が多いならさらに余白
仕事の素材/納品も兼ねる 30Mbps以上あるとラク NASは有線+QoSで安定しやすい

ポイント:上りは「ギリギリ」だと、夜や同時利用で一気に足りなくなります。バックアップ用途は余白込みで考えるほうが失敗しにくいです。

家の中で効く改善:有線→時間指定→QoS

  1. Step1:NASを有線にする(ここが一番効きやすい)
  2. Step2:バックアップを時間指定にする(家族が寝た後など)
  3. Step3:ルーターのQoSをON(会議や通話が乱れる家庭に特に)
ありがちな設定 困りごと 整え方
常時同期 会議やゲームがたまに乱れる 夜間へ時間指定
NASがWi-Fi 途中で遅くなる/止まる 有線へ変更
ルーターが古い 同時利用で不安定 更新を検討

小さなコツ:「バックアップは夜だけ動く」にしておくと、日中の体感がかなりラクになります。家族がいる家庭ほど効きやすいです。

回線タイプ別:バックアップ視点の相性

回線 相性 理由
光回線 上りが出やすく、安定しやすい
ホームルーター 置き場や混雑で上りがブレやすい
モバイル(テザリング) △〜× 長時間の同期には向きにくい

結論:バックアップを“生活の当たり前”にしたいなら、光回線を軸にして、NASは有線、同期は夜間が王道です。

質問と回答

質問:バックアップ中に通話が聞き取りにくくなります

回答:上りが混むと、通話の遅延や揺れが出やすいです。まずバックアップを時間指定にして、必要ならQoSをONにすると改善しやすいです。

質問:NASが無線でも大丈夫ですか?

回答:近距離で安定しているなら成立しますが、バックアップは長時間つながるので揺れが出やすいです。可能なら有線のほうが安心です。

まとめ:バックアップは“毎晩終わる構成”が正解

  • 主役は上り、次に同時利用耐性
  • 最短改善はNAS有線化
  • 時間指定+QoSで、生活の体感を守りやすい

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