無線の限界を誤解する【2026年版】ルーターを替えても直らないケース
「遅い=ルーターが悪い」とは限らない。壁・距離・干渉・回線混雑など、無線の限界で起きる現象を整理し、ルーター買い替え前にやるべき切り分けと対策をまとめる。

無線の限界を誤解する|ルーターを替えても直らないケース

結論:無線は万能じゃない。ルーターを替えても「家の条件」が悪いと限界が残る

ネットが遅いと、まず「ルーターを替えれば直る」と考えがちです。

でも無線は、家の条件(壁・距離・電波干渉)に強く影響されます。ここを外すと、買い替えても直らないことがあります。

  • 無線で起きる問題:距離・壁・干渉で速度が落ちる
  • 買い替えで直らない典型:奥の部屋が弱い、集合住宅で混雑
  • 先にやる:原因の切り分け(回線か、Wi-Fiか)

ルーターを替えても直らない“よくあるケース”

ケース 起きること 理由
壁が多い/距離が遠い 奥の部屋が遅い・途切れる 電波が減衰する
集合住宅で周りが多い 夜にWi-Fiが不安定 電波干渉・混雑
電子レンジ付近 特定タイミングで急に落ちる 2.4GHz帯が影響
回線側が混雑している 有線でも夜に遅い Wi-Fi以前の問題

ポイント:奥の部屋問題は「規格が新しいルーター」より、配置と面で強くする設計が効きやすいです。

切り分け:回線が悪いのか、Wi-Fiが悪いのか

確認 結果 濃い原因
ルーター近くで速い 近くはOK、奥だけ遅い Wi-Fi(距離・壁・設計)
有線でも夜に遅い Wi-Fi関係なく遅い 回線混雑(方式・回線)
特定の部屋だけ弱い 部屋で差が大きい 置き場所・中継・メッシュ

買い替えの前に、この切り分けをやるだけで無駄が減ります。

無線の限界を超える対策(効く順)

  • 置き場所:家の中心寄り・高い位置・障害物を避ける
  • 周波数:近距離は5GHz、届かせたいなら2.4GHzも使い分け
  • メッシュ:戸建て・奥の部屋が弱いなら面で強くする
  • 有線:仕事PCやゲームは有線が最強

結論:ルーター単体で頑張るより、「面で強くする」か「重要端末を有線」にした方が安定しやすいです。

それでもダメなら:回線側を見直すサイン

  • 有線でも夜に遅い
  • 会議が途切れる(ルーター近くでも)
  • IPoE/IPv6を使っても改善しない